一日一善

問おう。

Fate/stay night Heaven’s Feel Ⅱ. lost butterfly を見てきました。"感情の言語化"の種族値が20しかないから「凄かった」しか言葉にできないのがもどかしいですね。それも踏まえて僕と語りたいオタクは一報下さい、飲みに行きましょう。

僕が初めて触れたfate作品は高校三年生に見たFate/zeroでした。当時はFateの知識は文字通りZeroだった(うまい)訳なんですけど、ufoの作画で繰り広げられるサーバント同士の豪快かつ美麗な戦闘や魔術師同士のダークでディープなやり取りに魅了され、すっかりFate作品に心を奪われていきました。特に印象に残っているのはアーチャーとライダー。時代と場所は違えど互いに王として在り、それぞれの信念と魂をぶつけ合う。アーチャーvsライダーは何度見ても息が詰まりそうになります。

f:id:lotfv:20190115022103j:plain

f:id:lotfv:20190115022121p:plain



余談ですが、初見でギルガメッシュを見たときは「アーチャーなのに剣とか槍とかむっちゃ使ってるし、こいつ実はセイバーとランサーの複合クラス的な存在なのでは???」という今思い返せば赤面必死の恥ずかし考察なんかをしてました、若いっていいね。

さて、すっかりFateに心奪われた僕が次に見たのは、これもufoが作画を手掛けるFate/stay night UnlimitedBladeWorks でした。変態作画で繰り広げられる戦闘は勿論、「正義の在り方」「本物と贋物」「衛宮士郎とアーチャーの関係」が物語の中心となっていて、これもまた素晴らしい。f:id:lotfv:20190115022424j:plain

ここまでFateの魅力を語ってきて共通しているのは”活躍しているのは男キャラクター”ってことなんですよね。もちろんFateには女性キャラが登場していてどれも魅力的ではありますが、一端のアニメオタク的には”かっこいい男”に憧れを抱くんですよね。他作品で例えれば、ギアスのルルーシュ サイコパスの槙島 ブラックキャットのトレイン(くっそマイナーでスマン 大好きなんだ)とかですね。

別にアーチャー・ライダーに憧れて王になりたいと思うわけではないけど、考え方や人生観なんかは少なからず影響を受けてみたりするものですよね。

ここまでを踏まえて、僕の中でのFateの魅力は

・サーバントという人間同士でもロボット物でも演出できない美麗な戦闘シーン

・魅力的な登場人物たちが見せる時折の日常や熱い人間ドラマ

・魔術,戦争というリアルからはかけ離れたダークでアナグラな雰囲気

 

と定義されていきました。初めて触れた作品がZeroだからイメージが引っ張られてる感はあるけど、今でも僕の中での認識は変わらないし、今後も”そんな”Fateを好きでいたいなって思ってます。

 

さて、自分はこう思っているけど、周りのオタク達はどうなんだろう。現在のFateに対する世間の印象ってどうなんだろう。

そう考えたときに、否が応でも浮かぶアプリがあります。

Fate/Grand Order(以下fgo)です。

いまここで、FGOのゲーム性が云々、イベントがどうこう言うつもりは全くないです。ただ、このアプリの影響でFate=可愛い女の子がたくさん出てくるゲーム という印象があるのは、概ね間違いないかなって思います。コミケのお品書きとか3~4年前は東方or艦これが大多数だったのに、今や猫も杓子もFGOFGOFGO。最近久しぶりにメロブの暖簾をくぐったらFGOコーナーがくっそでかくて爆笑してしまった。

話は戻るが、そのこと事体に良いも悪いもないと思う。界隈自体が盛り上がってることは間違いないし、多くの人にFateを知ってもらえていること自体は1ファンとしてとても喜ばしい。 しかし最近、FGOFateと勘違いされるのは正直嫌だなって思うようになった。FGOはあくまでFateの数ある派生作品の中の一つに過ぎないのである と。僕が好きなのは先に挙げたFateであって、ひたすら宝具と宝具を打つための作業を永遠繰り返すゲームでも、原作から魔改造されたサーバントにちやほやされることでも、SSR排出率1%以下のガチャに何万円もつぎ込むことじゃない。現在進行中の第2章のメインストーリーは楽しめてるし更新が待ち遠しいと感じるけど、それも友人の言葉を借りれば”FGO基準”(めちゃくちゃしっくりくる例えだっらから勝手に引用した ごめんねS君)でしかないんですよね。

FGO内で新しいサーバントが追加されれば天井もない排出率激渋のガチャを大勢の人が回し、お前Fate好きなのか?そのサーバントのこと知ってるのか?って絵師がイラストを描き、コスプレイヤーがこぞってコスプレ画像をアップする。これも一つのコンテンツの繁栄の仕方として有りではあると思います。zeroから入った僕は原作stay nightをリアルタイムでプレイしていた、はたまた魔法使いの夜月姫の頃からタイプムーンに忠誠を誓っていた方達からしたら鼻くそみたいな存在です。だとしても敢えて言えば、「嫌な流行り方しちゃったなあ・・・」と思います。

自分を騙し騙しFGOをプレイしていたのが何時からなのかは今や分かりません。少なくとも新年に入ってからはFGOのイベントストーリーをプレイしていませんし、APを溢れさせることに何の抵抗もなくありました。それと同時に、僕の中での熱が冷えていったのも事実であると思います。

しかし今回の映画第二章を観て、自分の中で消えかけていた明りが”パッ”とつくような感覚を覚えました。大画面のスクリーンには、確かに僕の”大好きなFate”がありました。

セイバーオルタとバーサーカーによる息をもつかせぬまさに最強vs最強 束の間の休息に見せる桜の笑顔 そして最終章へと続くラストの・・・ 

今まで足りていなかった求めていたものが全て供給され、キャパオーバーして赤ちゃんになってしまった僕はひたすら「やばい」「やばすぎた」と連呼していました。(”感情の言語化”の種族値20)

 長々と書き殴ってて着地点を見失っている感があるけどこれだけ確かなのは、

・アニメ、原作ノータッチオタクは今すぐ触ってくれ アマプラならzeroとubw無料だしアプリでセイバールートも無料だぞ

FGOもといDelightWorksはもっと原点を重んじてほしい。ギルガメッシュは「ごめんなさいね」なんて台詞 口が裂けても言わないぞ

f:id:lotfv:20190115021912j:plain

(初見は何が起こったのか理解できなかった それぐらいこの発言に驚いた) 

 最後はちょっとネガティブな話が多くなってしまって申し訳ない。あと稚拙な文章をここまで読んでくれた人は本当にありがとう。最後に今僕の一押し、ゾンビランドサガの”水野愛”ちゃんの最高の笑顔でお別れです。

f:id:lotfv:20190115021754j:plain

(まじで全人類ゾンビランドサガを観ろ)

 

では